マタニティー 歯科 について

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赤ちゃんにカルシウムを取られるから歯が弱くなる・・・・・。
赤ちゃんを産んだら歯が悪くなる・・・・・。

出産を経験する上では仕方が無い事とあきらめていませんか?

マタニティー 歯科の外来では・・・

赤ちゃんを産んでも健康な歯を維持するために!
そして、赤ちゃんの虫歯をゼロにするために!

マタニティー 歯科の外来では妊娠前も含め、妊娠中におけるお母様のお口と歯のケア、そして産まれてくるお子さんの虫歯をゼロにする為にサポートして参ります。
また、妊娠中の歯科治療に不安をお持ちの方も多いかと思われますが、マタニティー 歯科の当院は女性スタッフだけのクリニックですので、お尋ねになりたいことがございましたらご遠慮なくお申し付け下さい。
 
 
 
妊娠中の歯科受診
 
マタニティー 歯科の当院では、妊娠前・妊娠初期から後期にかけて、それぞれの状態に配慮した対応を致しております。

初診の際には、まず唾液検査をはじめとするお口の中の状態をチェックさせていただきます。特に歯周病や虫歯がある場合はお腹の赤ちゃんへの影響もありますので、入念に検査・早期対応を致します。
産まれてくる赤ちゃんの為にも歯科的な正しい知識と治療・ケアは大変重要な事です。妊娠中は治療や服用するお薬も制限がありますが、可能な範囲内で対処させていただきます。
 
出産回数と歯周病
 
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研究データにおいても、出産回数が増えると母親の健全歯が減少して、歯周病が悪化するという報告がされています。

(※尾上佳代子・日野陽一・山下直子:出産3~4か月の女性の口腔保健実態と妊娠との関連/九州農村医会誌15:16-26,2006)

では、どうしてなのでしょうか?

健全歯の減少:虫歯は虫歯菌が砂糖を餌にして出した「酸」が歯を溶かす事によって起こります。
つわりなどで嘔吐すると・・・お口の中は酸性に傾いてしまいます。
歯磨きをすることができなくなる方も少なくはありません。つまり、常にお口の中が酸性の状態になっていて歯が溶けやすい状態になってしまうのです。「妊娠したら歯が弱くなった・・・」というのはこういった理由からであり、決して赤ちゃんにカルシウムをとられるからでは無いのです。
お口の中が酸性状態に傾いてしまうと歯のミネラル成分が失われてしまい、歯が脆くなってしまうということです。

歯周病の悪化:歯周病の菌は女性ホルモンが大好きです。妊娠すると女性ホルモンの変化によって歯周病菌が活発に活動するようになって、歯周病が悪化してしまいます。歯周病が無い方でも歯肉が腫れやすくなってしまいます。また歯周病は早産の原因にもなるというデータも出ています。妊娠によって歯周病が悪化し、しかもその歯周病が早産の原因になってしまう・・・とてもコワイことですよね!!
産まれてくる赤ちゃんの為にも、お母様がご自分のお口と歯の状態をしっかりと把握し、信頼できる歯科医師の基で正しい知識とともにお口の中のケアをしていくことが大切です。
 
 
 
マイナス1歳からはじまる赤ちゃんの虫歯予防について

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赤ちゃんの虫歯予防は妊娠中から・・・。
 
お母様のお口の中の健康こそがこれから産まれてくる赤ちゃんの健康な歯をつくります。虫歯はお母様から感染するということはプレママの方でしたら既にご存知の方も多い事でしょう。
これから産まれてくる赤ちゃんのために丈夫で健康な歯に育ててあげることは、何ものにも代えがたいお母様からの一生の贈り物になります。そのためにも、現在妊娠中の方、そしてこれから妊娠を考えている方も虫歯予防の重要性を理解しましょう。
 
 
丈夫な歯に欠かせない栄養と衛生
 
丈夫な歯、そして健康なそして健康な赤ちゃんを産むためにはカルシウムだけではなく、タンパク質・リン・ビタミンA・C・D等の栄養素もバランスよく摂取する事を心がけ、同時にお母様ご自身のお口のケアもしっかりと行う事が大切です。
つわりの吐き気が伴うと歯磨きがうまくいかなくなりお口の中が汚れてきます。きれいに歯磨きができていないとお口の中の細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯肉の腫れの原因にも!
前述したとおり、お口の中が汚れっぱなしになると歯周病の要因となり、やがて早産の危険性もありますから、そうならないためにも注意が必要です。

Nutrition and health1 丈夫な歯に欠かせない栄養素
 
 
 
 
虫歯菌を正しく知る

虫歯菌には善玉菌と悪玉菌があります。「善玉菌」はサラサラとした歯垢をつくるので、歯からはがれやすく、虫歯のリスクも低いのですが、「悪玉菌」はベタベタとした歯垢をつくる為、歯に付着しやすく虫歯になりやすいのです。妊娠中や産後は何かと体調が思わしくなかったり、いろいろと忙しくなり日常生活もままらない状態になります。最低限のお口の清掃をしていただくのはもちろんの事ですが、ちょっとした秘策をプラスαするだけで虫歯予防ができる事をお教えいたしましょう。

虫歯菌の助っ人とは?

キシリトールガム
 
普段のケアにプラスαの秘訣・・・。

それはこのキシリトールガムにあります!
このキシリトールガムをプラスしてあげることで、赤ちゃんへの虫歯菌母子感染
が予防できます。
キシリトール非摂取者の場合、虫歯菌の善玉菌1:悪玉菌9だった割合が3ヶ月
程キシリトール摂取し続けると、なんと!9:1の割合に変化します。
これは虫歯菌の質を変え、虫歯菌感染力が低くなった事を意味する結果です。

虫歯菌発生を遅らせる
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虫歯菌の発生を遅らせる!
「そんなことができるの?」とお思いの方が多い事でしょう。
しかしながら、これは実際の報告データにおける実証値なのです。
キシリトール非摂取のお母様のお子さんは生後12ヶ月で虫歯菌に感染、キシ
リトールを摂取しているお母様のお子さんは生後24ヶ月頃虫歯菌に感染しは
じめていました。
生後9ヶ月までにキシリトールガムを摂取する事によって、お子さんへの虫
歯菌の感染を遅らせる事が可能なのです。
 
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2歳児の虫歯
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 キシリトールガムの摂取効果
キシリトールガムの効果
 
妊娠6か月頃~出産後9ヶ月位までの間100%キシリトールガムを1日3~4粒摂取します。歯科医院で売っている100%キシリトールガムは甘味料キシリトール100%が配合されているので虫歯予防に効果があります。市販品はキシリトールの配合率が低いもの、その他甘味料が含まれているので虫歯予防効果は期待薄。