今日のテーマは歯石です。
 
今さらながら「歯石」
 
あまりにも普段当たり前に使っている言葉だけに、患者さんに対してきちんと説明してきたつもりでも、
もしかすると、正しく理解していないのかも?
そう思い、あえて「歯石」を今回のテーマにしてみました。
 
歯石は、歯石が出来る場所によって呼び方が違います。
 
また、イラストにて説明してみますね。
 
20150822
 
上のイラストのように、歯と歯肉の境目のことを歯肉縁(しにくえん)といいます。
 
歯肉縁より上に出来た歯石を歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)、下に出来た歯石を歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)といいます。
 
通常は縁上歯石(えんじょうしせき)、縁下歯石(えんかしせき)と呼んでいます。
 
縁上歯石は歯肉の上にできるので、ご自分で見つけることができます。
 
縁下歯石は歯肉の下にできるので、ご自分では見つけることは難しく、歯石が付いていることに気づいていない方がほとんどです。
 
歯石が出来る場所によって呼び方が違うこと・・・ご存知ない方が多いのではないでしょうか?
 
全てについて一度に説明しようとすると、かなり長くなってしまいますので、次回からの歯医者さん事典で縁上歯石、縁下歯石について順に説明していきます。
まずは歯石には縁上歯石と縁下歯石があるということを、覚えておいてくださいね。