歯医者さん事典vol.103~噛み合わせの高さの記録を取る時に使う材料ってどんなもの?~
 
 
「噛み合わせの高さの記録をとりますね!噛んでください。」と言われて
歯医者さんで何やら柔らかい材料を噛まされたことはありませんか??
 
お口の中に入って来た時には柔らかくて、外す時には硬くなっているあの材料です。
 
今日は、歯の噛み合わせの高さの記録をとる材料についてご紹介します。
 
写真で撮ってみましたので見てみてくださいね。
 
20170121
 
噛み合わせの高さの記録を取る材料で最も一般的なのは、上の写真の右側にあるピンクの「ワックス」です。
 
ワックスとは、ロウのことです。
 
お湯で温めて柔らかくしたものを噛んでいただき、冷たい空気をかけて冷やし、硬くなったら外します。
写真内上にある板状のものを噛むと、下のようにしっかりと歯型がついてきます。
 
 
もう一つ、写真の左側にあるのが「シリコン」です。
 
すごく柔らかい粘土みたいな材料を噛んでいただき、記録をとります。
写真左上にあるペーストの物が噛むと下のように歯型の記録になります。
 
ワックスは噛んだ経験がある人が多いみたいですが、シリコンは初めてという方が多いようです。
シリコンを初めて噛む時、患者さんはやや緊張している様子で、おそるおそる噛んでいる方も多いです。
 
全然怖い物ではありませんので、安心していつも噛んでいる位置で噛んでくださいね。
 
 
*噛み合わせの記録を取る時のコツについては歯医者さん事典vol.98をご覧下さい。
歯医者さん事典vol.98~噛み合わせの記録を取る時のコツ~