歯医者さん事典vol.113〜新しく入れ歯や被せ物やブリッジを入れると舌や頬を噛むのはなぜ?〜
いよいよ今日から4月ですね!!
いろいろと生活環境も新しくなったりする方も多いことと思います。
「歯やお口の中のことで悩みがある」「過去のトラウマで歯医者さんに行くのが怖くて・・・」
と不安や悩みを抱えていらっしゃる方は、まずはお問い合せフォームからご相談下さい!!
新生活をスタートするにあたり、少しでも歯やお口の中の悩みが軽減できるようにサポート
させていただきますのでよろしくお願いいたします。
では、今日のテーマについてお話させていただきますね。
入れ歯が新しくなったり、被せ物やブリッジを新しくしたら、舌やほっぺたを噛むようになってしまった・・・そんな経験はありませんか?
舌やほっぺたの粘膜は、歯が無くなるとその空間に入り込んでしまうのです。
唾液をごっくんとしてみてください。
舌とほっぺたが歯を押し付けて、お口の中が陰圧になっている感じが分かりますか??
人間は食べ物や飲み物を飲み込む時に、お口の中を真空状態にしています。
もし、歯が無くなったら???
当然、もともと歯があったところには空間ができますよね。
唾液をごっくんと飲み込む時には、この空間に舌とほっぺたが入り込んで真空にしています。
歯が無い状態がずっと続くと、歯が無い空間に舌とほっぺたが入り込んだ形になじんでしまいます。
かなり極端ですが、イメージをイラストにしてみました。
そこに突然、入れ歯やブリッジや被せ物が入ったとしたらどうなるか・・・。
舌やほっぺたが広がっている状態なので、舌やほっぺたを噛んでしまうだろうということは容易に想像できますよね。
実際、上下の歯が1本もなくて入れ歯を使っていない方のお口の中を診てみると、舌がものすごく大きくなっています。
歯が無いので当然その分、舌も大きくなっているのです。
歯が無い状態を放置していたわけではなく、被せ物やブリッジを作り直した場合でも、やはり形が微妙に変わるので、舌やほっぺたを噛んでしまうことがあります。
極端に形が変わったのでなければ、数日もすれば慣れて来ますので、安心してくださいね。
もちろん、「どうしても当たって痛いな・・・」という時には、ちょっと形を修正するだけで楽になりますので、そう言う場合には遠慮せずにおっしゃってくださいね。