歯医者さん事典vol.156〜入れ歯ってどういうもの?〜
歯医者さん事典、今日は入れ歯についてお話します。
そもそも、入れ歯ってどんなものなのか?
今日はその基本の基本について説明していきますね。
虫歯や歯周病などで歯をたくさん失ってしまうと、ブリッジのように残っている歯に接着する
ものを作ることはできなくなってしまいます。
イラストでイメージを描いてみました。
(※下の画像配置位置をクリックすると別ウィンドウが開きます)
いかがでしょう おわかりいただけますか?
上のイラスト内Aのように、ブリッジは残っている歯に被せ物をすることによって接着するので、
ご自分の歯のように使用することができます。
一方で、入れ歯はバネがついていて、このバネを残っている歯にひっかけることによって、入れ歯
を固定しています。
イラスト内のBは入れ歯を上から見た状態で、Cは入れ歯を横から見た状態です。
ブリッジと違って、入れ歯を止めるためのバネが歯にかかっています。
イラストのBとCでいうと、青色で描いたところがバネになります。
歯に接着しているわけではないので、お食事やお話をした時に入れ歯が動くことがありますし、
バネが見えてしまって気になってしまう方もいらっしゃいます。
歯ぐきにプラスティックが乗っかって、さらに噛む力がかかってくるので、噛んだ時に歯ぐき
に当たって痛みが出ることもあります。
そうなんです。
やはりブリッジに比べると入れ歯はかなり不便ですし、大きいので異物感や違和感もあるのです。
出来上がってからも、慣れて使えるようになるまでには少し時間がかかります。
新しい靴を履いた時のようなイメージですね。
靴は伸びてくれますが、入れ歯はそのままにしておいても形は変わりませんから、歯医者さんで
小まめに調整する必要があるんです。
使えるようになるまでは、痛かったり違和感があって大変かもしれませんが、少しずつ慣れて
痛みも違和感も軽減し快適にお使いいただける様、サポートしますので安心してくださいね。