歯医者さん事典vol.116〜被せ物や詰め物の名前〜インレーってなぁに?〜
今日は型をとって作る物の中で一番小さいもの、「インレー」についてお話します。
虫歯になったところを削って詰める・・・。
前々回の歯医者さん事典vol.114でお話しましたが、下のイラストのように比較的、小さい虫歯で歯の壁が十分に残っている時は、削ったところに直接白い材料を詰めることができます。
ところが、虫歯が大きくなって歯と歯の間の壁にまで広がってしまった場合には、前回の歯医者さん事典vol.115でもお話したように、歯の型をとって模型を作り、その模型で詰め物を作らなければならなくなります。
イメージをイラストにしてみました。
このように、歯の型をとって作る小さな詰め物のことを「インレー」といいます。
英語で書くとInlayです。
in:中に
lay:置く、埋める
少し大きな虫歯になると、「アンレー」といいます。
英語で書くとOnlay。(なぜかオンレーじゃなくてアンレーなんです 笑)
on:上に
lay:置く
イラストをご覧ください。
文字通りそのままですよね(笑)。
どちらも歯の型を取って作るので、歯医者さん事典vol.115でお話したように少なからず健全な歯質を削って作らなければならないものです。
当然ながら削った歯は元には戻りません。
健全な歯質は出来るだけ残したいものですよね。
虫歯の治療をするために健全な歯質を削るようなことにならないためには、痛みの無い初期の虫歯の時に見つけて治療することが大切です。
痛みが出てからですと、残念ながら歯を削る箇所が多くなってしまいます。
歯医者さんが苦手な方も多いとは思いますが、健康な歯質までを犠牲にしないためにも、
普段から定期的に歯医者さんに行ってチェックするようにしてみてくださいね。