歯医者さん事典vol.117〜被せ物や詰め物の名前〜クラウンってなぁに？〜
歯医者さん事典、被せ物や詰め物の名前シリーズ。
今日は「クラウン」についてお話します。
クラウンとは被せ物のことを言います。
被せ物ですから、文字通り虫歯になった歯に全部被せる物です。
イラストをご覧ください。
左が奥歯で右が前歯の被せ物です。
これは、神経があるけど虫歯が大きく広がっていた場合の断面図です。
一方で、神経が無い歯は下のイラストに描いたようになります。
歯の根しか残っていない歯に土台をたてて、その上に被せ物をセットしています。
よく「差し歯」って耳にしますよね？
歯ぐきにささっていると思っている方や、歯の根にささっていると思っている方が多いみたいですが、実は差し歯というのは、下のイラストにあるように土台と被せ物が一体化しているもののことを言います。
確かに以前は被せ物と土台が一体化しているものが主流で、それを差し歯と言っていました。
その名残が今も残っているのだと思います。
言葉のイメージってすごく大事で、差し歯っていう言葉が一般的に使われているために、誤解してしまっている方が多いのかもしれませんね。
一人でも多くの方にそれぞれの被せ物の名前について理解していただきたいなと思います。
