歯医者さん事典vol.163〜のど飴舐めてる人は要チェック!ポイントは歯の外側です〜
前回の歯医者さん事典では、のど飴に要注意!というお話をしました。
季節の変わり目で風邪も流行っているみたいなので、ちょうどノドの調子が悪くてのど飴を舐めててドキッとした・・・・そんな方もいらっしゃったのではないかと思います。
そんな方のために!
今日は自分の歯が大丈夫かどうか?についてチェックするポイントについてお教えしますね。
まず、鏡を持ってご自分のお口の中を映してみてください。
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つぎに、「イー」というお口の形にして、下の歯が全部見えるくらいまで下唇を下げてみてください。
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そして、鏡に映ったご自分の下の歯の付け根(つまり歯と歯肉の境目付近)に注目です!!
イラストを描いてみましたのでご覧下さい。
A.他の歯質と変わらずツヤツヤしている。
→虫歯にはなっていませんが、油断は禁物です。
B.歯と歯肉の境目付近の歯質が少し白くなって(白斑)、ツヤがなく表面がザラザラしている。
→歯の表面が初期の虫歯になっており、放置するとさらに虫歯が進んでしまいます。
C.歯と歯肉の境目付近の白くなった歯質の一部が茶色くなって、穴があき始めている
→完全に虫歯になっており、そのうち痛みが出てくる可能性があります。
このように、のど飴をダラダラとお口のなかに含むことによって出来る虫歯は、歯の外側に広く浅くできることが多いです。
特に出来やすいのは、奥歯の歯と歯肉の境目なのですが、ここは意識しないとご自分では気づくことができません。
つまり、ご自分でチェックすべきところは下の絵のように、前から数えて4番目~7番目の歯の歯と歯肉の境目ということになります。
イラストをご覧ください。
特に6番目と7番目は要注意!です。
お口が乾燥しやすくなって、のど飴をいつも口に含んで潤してしまうと言う方は、ぜひ鏡でご自分の歯をチェックしてみてくださいね。