歯医者さん事典vol.52〜神経ギリギリの治療をした後に痛くなったら痛み止めも効かないの?〜
前回の歯医者さん事典vol.51をご覧いただいた読者の方からご質問をいただきました。
「治療後麻酔が切れて痛みが出た場合、鎮痛剤も効かないのでしょうか?」
なるほど!
そうですよね、一般の方にしてみたら心配になりますよね・・・。
神経ギリギリの治療をした後に痛みが出た場合、大抵は鎮痛剤を服用すると痛みは治まります。
それではまず、神経が残せる場合の症状の変化について説明しますね。
治療したその日に麻酔が切れて痛くなる。
↓
鎮痛剤を飲んで、痛みが治まる。
↓
次の日は違和感程度になっている。
↓
数日後には気にならなくなっている。
反対に、神経をとらなければならない場合の症状は前回の歯医者さん事典vol.51でお話したように、翌日になっても痛みが治まらずズキズキして、冷たい物も熱い物もしみて、痛くて噛むことが出来なくなってしまいます。
鎮痛剤も、ある程度は効きますが、飲んでもなんかちょっとイヤな感じが残っていて、鎮痛剤が切れる頃合いになると、ズキズキと痛みが出て来る・・・という感じです。
ひどい痛みが出た場合でも、全く鎮痛剤が効かないという訳ではありませんので、安心してくださいね。
ただし、ここで注意が必要なのは妊婦さんです。
妊婦さんにはここぞ!という時にバッチリ効く鎮痛剤を処方することができません。
比較的安全と言われている鎮痛剤は効き目が穏やかなので、ガツンとくる痛みには効き目がイマイチのことが多いのです。
妊娠中につらい想いをしないためにも!
普段から、定期的にお口のケアと検診を受けていただきたいなと思います。