歯医者さん事典vol.76〜歯肉はとても正直です〜たったの3日で歯肉が改善してきました!
 
 
3日前に歯肉が痛いとおっしゃって、初めて来院された患者さん。
 
歯と歯肉の境目にプラークがついて、さらに歯石もいっぱいついていて・・・
歯肉は腫れて出血しやすい状態で、初期の歯周病の状態でした。
 
さっそく、歯ブラシの当て方やフロスの使い方についてお話をしたところ
「心をいれかえて頑張ります!」とおっしゃってくださいました
 
そして、今日、再度来院されてお口の中を診てビックリしました!!
この3日間、患者さんご自身かなり頑張った様子で、歯肉の状態が見違えるほど改善されてきたのです。
 
前回の歯医者さん事典vol.75にも書きましたが、本当に歯肉って正直ですね。
 
あれだけ赤く腫れていた歯肉が綺麗なピンク色に変わってしまうのですから。
 
しかも、初めていらした時は時間があまりなかったので、全ての歯石をとることはできず、
当然、まだまだ古くて硬いプラークも着いていましたし、縁上歯石も縁下歯石も残っている状態でした。
 
それでも、たった3日間、ご自宅で歯ブラシとデンタルフロスをがんばっただけで、これだけの変化が起こるなんて
正直思ってもいませんでした。
 
間違いなく、歯肉の炎症が治まったのは、患者さんご自身のケアの努力の賜物です。
 
改めて、毎日のご自分でやるお口のケアの役割の大きさを、患者さんを通じて痛感しました。
 
患者さんも、その変化を実感してくださっていて、
「これからは自宅でのケアも定期的なクリーニングもしっかりとやっていきます!」
とやる気満々になってくださいました。
 
患者さんご自身の意識が向上することは、治療をする側としてもとても嬉しいことです。
意識がこれだけ変わると、確実に良い方向に進んで行きます。
 
これからがとっても楽しみです。