歯医者さん事典vol.89〜古くなった被せ物や詰め物が外れるのはなぜ?〜
「古くなった被せ物や詰め物が外れてしまった!でも、痛くないからついつい放置してしまっていた・・・」
お心当たりのある方、いらっしゃると思います。
そもそも、古くなった被せ物や詰め物が外れるのはどうしてなのでしょう?
今日はそのことについてお話しますね。
古くなった被せ物や詰め物が外れた歯を診てみると、たいていは真っ黒く虫歯になっています。
酷くなると、歯質がすっかり虫歯になってボロボロで柔らかくなってしまって、大きく穴があいてしまっていることもあります。
作った時は歯と密着していたはずなのに・・・その密着していた歯質が虫歯になってしまうと、被せ物と歯の間に隙間ができてしまいます。
イラストにしてみました
Aのように着けたばかりの頃は被せ物と密着していたもの、Bのように中で虫歯になってしまうと外れてしまうのは分かりますよね?
神経のある歯だったとしても意外と痛くなかったりするので、ついつい放置してしまう方が非常に多いのですが、かなり危険です。
このように虫歯が進んでしまっている状態を放置してしまうなんて、かなり怖いことだということは普通に考えても分かりますよね?
古い被せ物が外れてしまった背景にはそれなりの理由があるのです。
たとえ、痛みが無かったとしても放置せずに、歯医者さんに行ってくださいね。