歯医者さん事典vol.127〜レントゲンを撮るときのコツ〜
歯医者さん事典、今日はちょっと豆知識ネタになります。
歯医者さんで小さなレントゲンを撮ったこと、ありますよね?
お口の中に小さなフィルムを入れて撮るレントゲンです。
今も手でフィルムを押さえているクリニック歯科医院もあるかもしれませんが、当院ではインジケーターを使って患者さんに噛んでもらってフィルムを固定しています。
下の画像がインジケータです。
ちょっと大きいので、お口の小さな方には辛いこともあるのですが、こちらを使用した方がフィルムがズレないのです。
このインジケータを使用して写真を撮る際、上の歯の時はそれほど難しくないのですが、下の歯の時はちょっとしたコツがあります。
お口の型を取る時のコツ・・・覚えてますか?
その時と同様で、舌をよけることが大事です。
模型を使って、インジケータを使用してレントゲン撮影する際のイメージを写真に撮ってみました!
上の写真の歯の模型には舌はありませんが、歯列の横にフィルムが密着するようにセットされているのがご理解いただけますか?
舌と歯列の間にフィルムがくるように舌をよけてあげることで、痛くなく撮影することができます。
イラストを描いてみましたのでご覧下さい。
舌をよけないでいると、舌の上にフィルムが乗っかってしまって、フィルムが舌で上に押し上げられてしまうので、歯の根の方まで撮影することが出来なくなってしまいます。
またイラストを描いてみました。
舌の上にフィルムが乗っかってくるのでささる感じが痛かったりもします。
下の歯の小さなレントゲンを撮る時のコツ、少しはお分かりいただけましたか?
これは、このインジケーターを使用しない時も一緒です。
舌をよけてあげることで、楽に撮影することが出来ます。
もし、歯医者さんへ治療に行った際、レントゲン写真を撮る機会があったらぜひ、試してみてくださいね。
きっと、歯医者さんもフィルムをセットしやすくてビックリすると同時に感謝すると思いますよ!!