歯医者さん事典vol.118〜被せ物や詰め物の名前〜ブリッジってなぁに?〜
歯医者さん事典、被せ物の説明シリーズ 今日は「ブリッジ」についてご説明します。
「ブリッジ」英語で書くとBridgeです。
そう!! 橋ですね。
文字通り、歯と歯をつなげて橋のようになっているからブリッジと呼ばれています。
虫歯や歯周病、歯の根が割れた・・・などなど、不幸にして歯を抜いてしまった場合、ずっと歯が無い状態のままでいるわけにはいきませんよね。
その理由については下記の過去記事を併せてお読みいただけると幸いです。
・歯医者さん事典vol.4
~歯って意外と簡単に動くんです。その2~歯が抜けているのを放置した場合~
・歯医者さん事典vol.5
~歯って意外と簡単に動くんです。その3~歯が抜けているのを放置した場合つづき~
連続して歯が無く、本数が少ない場合には、ブリッジを作ってセットすることになります。
下のイラストご覧ください。
橋のように見えますよね。
残っている歯があれば、どんな場合でもブリッジにすることは可能なのでしょうか?
というご質問が出てきそうですね。
答えは「NO!!」です。
やはり、ブリッジを作成するにしても様々な条件があります。
まずイラストをご覧ください。
上のイラストで描いたように、連続して何本も歯がない場合や、飛び飛びに歯が残っていても「残っている歯が少ない場合」には、残っている歯に無理がかかってしまうので、ブリッジ以外の方法で対応することになります。
普通に考えても支える歯の数が少ないと無理がかかりそうだなっていうことはイメージできますよね?
もちろん、1本だけ失われた歯の場合のブリッジであっても支えている歯に負担はかかります。
本来なら1本1本存在している歯をつなげて、失われた歯の分のお仕事もしているのですから、当然です。
ブリッジは、見た目は入れ歯のようにバネが見える訳でもありませんし、使い心地も自分の歯とほとんど変わらない感じなので、患者さんの中にはブリッジが入っていたとしても、どこが自分の歯でどこが作り物なのかが分かっていない方も多くいらっしゃいます。
しかし、やはり支えている歯には予想以上の負担がかかっています。
お掃除も難しくて虫歯や歯周病にもなりやすいので、毎日のお手入れと定期的なメインテナンスがとても重要になります。
「そう言えば、私、ブリッジがはいっているかも!」という方は、ぜひ今日から毎日の歯のお掃除をしっかりと行って、歯医者さんで定期的にチェックしてもらいましょうね。
ブリッジについては、まだまだお伝えしたいことがあります。
またあらためて、詳しくお話しさせていただきたいと思います。