少し意地悪なことかもしれませんが、「歯周ポケットの検査でバレてしまうこと」についてお話します
(歯周ポケットについては歯医者さん事典31、34をご覧下さい)
 
人によっては、ちょっと耳が痛いわ!!と思うことかもしれませんが、お付き合いくださいね。
 
 
歯周ポケットの検査では、下の絵のように数ミリごとに目盛りがある器具で歯周ポケットの深さを測ります。
 
20151003
 
この時に、歯肉に炎症があると出血してきます。
 
その時にプラーク(歯垢)がついてなかったとしても、歯肉に炎症があれば出血してくるということです。
 
これはどういう状況かといいますと、お家でお口のケアをサボっていて、慌てて歯医者さんに来る時だけ歯磨きしてきた時などですね。
ドキッとした方、いらっしゃるのではないでしょうか?
 
そうなんです。
その時にだけ歯磨きしてきても、普段のケアを怠っていることはお見通しなんです。
 
反対に、毎日のお口のケアをしっかりとしていて、その時だけたまたま歯磨き出来なかった・・・というのも分かります。
 
そのような時は、例えばプラークがついていたとしても、プラークもサラッとしていて量も少なく、歯肉からの出血もしてこないのです。
 
歯周ポケットの検査をすることで、その方の歯肉の状態だけでなく、日々のお口のケアの状況まで分かってしまうので、実はとても大切な検査なのです。
 
ちなみに、歯周ポケットの深さを正確に測るためにはきちんと検査をしなければ分かりませんが、歯肉の炎症の有無や日々のお口のケアの状況については、歯と歯肉の境目をちょっと診て触るだけで分かります。
 
ちゃんと歯磨きして行ったのに、歯医者さんの先生に普段の歯磨きをサボっていたのがバレていた・・・という経験がある方も少なくはないと思いますが、それはこういった
理由からだったのです。
 
侮れないのですよ!!
 
磨き残しを指摘したとしても・・・それは患者さんのためを思ってのこと。
 
決して責めるつもりではありません。
大切な歯を今後も失うことなく守っていって欲しい思いがあってからこそなんです。
 
「やっぱりバレちゃった。今度からきちんと歯磨きするように気をつけよう!」
って思っていただけたら嬉しいです♫
 
 
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