歯医者さん事典vol.108〜歯がグラグラするのはなぜ??〜被せ物が外れかけているとき〜
 
歯医者さん事典、「歯がグラグラするのはなぜ??」シリーズ2回目です。
 
今日は「被せ物が外れかけているとき」についてお話します。
 
 
「歯がグラグラしてきたんです!」と言って駆け込んで来る患者さん。
 
お口の中を診てみると、実は「歯がグラグラしているのではなくて、被せ物やブリッジなどが外れかけていること」も、結構あります。
 
 
被せ物が外れかけている時は下のイラストに描いた状態です。
201702251
 
次は、ブリッジが外れかけている時です
201702252
 
特に痛みも無いので、この状態でかなりの期間を過ごしている方も実際のところ多いです。
 
でも要注意です!!
この状態のまま過ごしてしまうと、噛むたびに歯の根に無理な力がかかってしまい、
歯の根に亀裂が入って割れてしまうこともあります。
 
ちょうど前回の歯医者さん事典vol.107でご説明したような感じです。
 
もちろん、外れかけて来るということは、虫歯がかなり進んでいたり、すでに歯の根が割れてしまっている可能性もあります。
 
早い時期であれば、もしかすると歯の根を残すことができるかもしれません。
 
なかなか気が進まないとは思いますが、やはり早めに歯医者さんに行くことをお勧めします。
 
 
被せ物やブリッジがグラグラしているけど放置してしまっている方や、被せ物の感じがいつもと違う感じがする方は、痛みが無かったとしても早めに歯医者さんに行くようにしましょうね。