歯医者さん事典vol.153〜その汚れ・・・排水口と一緒です☆〜
 
 
新年あけましておめでとうございます。
2018年、良い幕開けをお過ごしでしょうか?今年もみなさまにとって有意義な情報を
この歯医者さん事典でお伝えできる様に頑張って参りますので、よろしくお付き合い
くださいね。
 
では、今年最初の歯医者さん事典はじめます。
 
 
先日いらっしゃった患者さんのお話です。
 
 
歯医者さんへの来院は実に10年振りとのことで、とっても緊張していました。
 
 
お口の中を診察したら、確かに10年ぶりということもあって、歯石やプラークがついて
いて歯肉に炎症もありました。
 
 
今まで歯と歯肉の境目の清掃について、特に意識していなかったのですから、当然ですよね。
 
そこでまず、歯と歯肉の境目への歯ブラシの当て方やフロスの大切さについてお話しました。
 
 
今までやっていた方法とは全く違う歯ブラシの当て方に患者さんは少し戸惑っていたようで、
「これって1本1本綺麗にするんですよね?大変そうですね・・・」とおっしゃっていました。
 
 
そうなのです!!
 
 
1本1本丁寧に歯と歯肉の境目のプラークを取り除くことを意識しなければならないので、
とても時間がかかります。
 
 
フロスも今まで使っていなかったのですから、それはそれはとても面倒なことだと思います。
 
 
でも!
いくら歯医者さんで歯石やプラークを除去してキレイに清掃したとしても、その後に患者さん
ご自身が毎日のケアをしなければ何の意味も無くなってしまうんです。
 
これを怠ると、またプラークや歯石が歯に付着していくことに・・・。
 
 
お口の中は排水口と一緒なんです。
 
 
すごーく汚れてしまって、どうしようもなくなってしまった排水口をイメージしてみてください。
自分では手に負えなくなってしまって、プロの方に清掃をお願いしたら、ピカピカになりますよね?
 
その後・・・・毎日、小まめに気をつけて清掃していれば、綺麗な状態をキープすることができます。
 
でも、その後に全く気にせずに清掃しなかったら??
排水口はまたヌルヌルの汚い状態になってしまいます。
 
 
さらに、排水口よりも厄介なのは歯肉の炎症はますます悪化してしまうのです。
 
 
お口の中は排水口と同じ・・・このことについては、まだまだ語りたいことがあるのですが、
長くなりそうなので、今日はここまでにしますね。
 
 
まずは、毎日のこまめなお口のケア。
 
 
ご自分の歯肉の健康を守るのに一番大きな役割を担っているのは、他でもない自分自身なんだ
と言うことを一人でも多くの方に知っていただきたいなって思います。