歯医者さん事典vol.171〜入れ歯ってどうやって作るの?〜
 
 
歯医者さん事典、今日は入れ歯が出来るまでのお話をします。
 
 
ひとつひとつの工程がかなり複雑なので、まずは大まかな流れについて説明しますね。
 
 
①お口の型とり:ご経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、お口の型を取ります。入れ歯の場合、歯の形だけでなく、歯ぐきの形もしっかりと再現する必要がありますので、既製の道具が合わない場合にはその方のお口の形に合わせた、その患者さん専用の道具を作って型を取ることもあります。
 
 
②模型作り:型を採ったら、その型を元にお口の形を再現した模型を作ります。
 
 
③噛み合わせの高さの記録:出来上がった模型上で噛み合わせの高さの記録をとる道具を作って、噛み合わせの高さの記録を取ります。
 
 
④人工歯排列:噛み合わせの高さの記録を元に、上下の顎の位置関係を決定したら、歯の無いところに人工の歯を並べます。これが出来上がりの前の最終段階になります。
 
 
⑤排列試適:歯が並んできたら、実際にお口の中に入れてみて、歯が並んでいる位置の確認をします。
 
 
⑥完成:歯の位置を確認して、噛み合わせやお顔の表情などに問題が無ければ、完成です☆
 
 
大まかな流れとしては、このような感じです。
 
 
次回からはそれぞれの工程について詳しくお話していきますので、楽しみにしていてくださいね。