歯医者さん事典vol.178〜歯が外れちゃった!治療をする時に歯無しさんになっちゃうの?〜
 
 
「前歯の被せものや、大きなブリッジなど、ちょっと目立つ場所の歯が外れちゃった!どうしよう?」
 
 
外れてるけど、元に戻せば見た目だけはなんとかなる場合、すぐに歯医者さんに行かずに放置してしまう方って意外と多いです。
当院にいらっしゃる患者さんの中にも、数ヶ月~何年も放置していた方が結構います。
 
 
患者さんのお話を聞いていると、どうやら、治療を始めると今の被せ物が使えなくなってしまって、歯が無くなってしまうのが怖いというのが一番の原因みたいです。
 
 
外れた状態を見てみると、素人目にもこれは大がかりになるということは分かるらしく・・・・
 
 
最終的な歯が入るまでの間、どんな風になるんだろう?という不安が大きくて、ついつい先延ばしにしてしまうのでしょうね。気持ちはわかりますが・・・。
 
 
そんな風に放置してしまっている方にぜひお伝えしたいのは、よほど条件が悪くない限り、歯無しさんにしないように治療を進めて行くということです。
 
 
歯を抜く前にあらかじめ型をとって、抜歯後すぐに使える入れ歯を準備したり、仮歯を作って治療を進めたりしていきます。もちろん、残っている歯の状態にもよりますので出来ない場合もありますが、それでも出来るだけ歯無しさんの期間が短くなるようにスケジュールを組んで行きます。
 
 
悲しいことに先延ばしにすればするほど、残っている歯の状態は悪くなってしまいます。
 
 
「歯無しさんになるのが怖い・・」と思って、歯医者さんに行くのを躊躇している方は、ぜひ勇気をだしてお近くの歯医者さんに相談してみてくださいね。
 
 
治療を先延ばしにすることで、残っている歯がどんな状態になるのかということは、次回の歯医者さん事典でお話しますね。