歯医者さん事典vol.183〜被せ物や詰め物の境目は要注意!です☆〜
 
 
被せ物や詰め物をしている歯・・・
 
 
「治療をした歯だから、もう大丈夫!」と思っていませんか?
 
 
実は・・・、詰め物や被せ物をしている歯ほど要注意!なんです。
 
 
詰め物や被せ物をしている状態は、例えて言うならばツギハギ状態。
 
いくら精密に作っても、どうしてもご自分の歯と修復物との境目は存在します。
 
 
その境目にプラークなどの汚れがつきやすいということは、イメージしていただけ
ますよね?
 
 
この境目が歯肉の上にあるならまだしも、歯肉の下に境目があると、空気の嫌いな
細菌が繁殖しやすくなってしまうので、どうしても歯肉に炎症が起きて出血しやす
くなってしまいます。
 
 
もし、皆さんの中で被せ物をしている歯としていない歯があるのでしたら、ぜひ鏡で
見てみてください。
 
 
被せ物をしていない歯の周囲の歯肉の色はうすいピンク色をしていませんか?
 
それとは反対に、被せ物をしている歯の周囲の歯肉の色は、被せ物をしていない歯に
くらべるとやや暗い色をしているのではないでしょうか?
 
 
歯と歯肉の境目の環境が違うと、1人の人のお口の中であっても、歯肉の状態がかなり
違ってしまうのです。
 
 
それと・・・被せ物や詰め物の境目は歯肉の健康だけでなく、虫歯という面からもリスク
が大きいのです。
 
 
ツギハギ状態ですので、当然そこに「汚れ=虫歯菌がつきやすい」→つまり、
「境目から虫歯になりやすい」ということになります。
 
 
被せ物や詰め物が全く無いと言う方は、あまりいないと思います。
 
 
みなさん、何かしらの物がお口の中にあると思いますので、ぜひ今日から被せ物や詰め物を
してある歯の周囲の清掃をより念入りに行うようにしてみてくださいね。