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歯周病について

お口の中には虫歯菌をはじめ、多くの細菌がいます。最近では歯周病の原因となる細菌が全身疾患にまで関与しているということが明らかになってきました。
歯周病になると、歯肉から出血しやすい状態となります。そのため菌が歯周炎を起こした歯肉から血液に入りやすい状態になるのです。
歯周病菌は強い病原性を持っていませんが、体の抵抗力が弱ってくると全身疾患の原因になりやすいと考えられています。

歯周病菌の特性
歯をよく磨かないままプラークが増えると歯周病菌も一緒に増加していきます。
また、歯周病菌は酸素を嫌うので特に歯肉溝(歯と歯茎の間の溝)に入り込んでいるプラーク中の酸素の少ない所で
増殖していきます。
骨も溶かす毒素
歯周病は、歯周病菌が起こす感染症です。
歯周炎は歯を支える組織に歯周病菌の感染が広がった状態。歯周病菌は長い時間をかけて病気を起こしていきます。歯周病菌の増加とともに口臭がひどくなり、歯肉の腫れや出血などの症状が現れ、進行すると歯を支える骨も溶けて
歯を失ってしまいます。
さらに歯肉溝のところで炎症が起きていると、傷が開いた状態になっているようなもので、歯周病菌が血中に入りやすく
なります。 そのため、全身の健康状態に大きな影響を与えることもあるのです。
歯周病菌を防ぐには

歯周病菌の感染を防ぐためには、菌を増やさないように、まず、ご自分のお口に合った正しい歯磨き(ホームケア)で歯と歯肉の間のプラークをしっかり取り除き、酸素の嫌いな歯周病菌が住みにくい環境にしておくことが大切です。
また、歯周病の進行を見逃さないように、定期的な歯医者でのメインテナンスが重要です。