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虫歯予防豆知識
皆さんは、「虫歯になりにくい」間食のとり方をご存じでしょうか?
間食とはまず、3度の食事以外にとる食事のことで、
お子様のおやつや、夜食なども間食の一つです。
間違った食べ方を続けてしまうと、虫歯になりやすくなってしまうので
十分に注意が必要です。

それでは、一緒に考えてみましょう。
3時のおやつを一度に全部食べたAさんと、少しずつ時間を空けながら
分けて食べたB君、どちらが虫歯になりやすいでしょうか。
「虫歯について」のページを見ると分かりますね。

虫歯になりやすいのはどっち?
虫歯になりやすいのはB君の方でした!!
B君は少しずつ時間を空けながら食べる食べ方、いわゆる「だらだら食い」をしてしまっていたのです。
それでは、「だらだら食い」はなぜ悪いのでしょう。   
お口の中は元々中性で保たれていますが、ご飯やおやつなどを食べると、お口の中にいる虫歯菌たちが一気に活動をし始め
「酸」を出し、たちまちお口の中を虫歯になりやすい酸性へと変化させてしまいます。しかし酸性になってしまったお口も約40分
かけて少しずつ中性に戻ります。
B君の場合、お口の中が頑張って中性に戻ろうとしている時に、おやつを少し食べてしまったため、口の中が酸性になって
しまっていたのです。これを繰り返していたため、いつまでたってもお口の中は中性に戻らず、虫歯になりやすい酸性の状態が
続いてしまったのです。
大人も子供も、食べるときはしっかり食べる、飲むときはしっかり飲むを徹底し、だらだら食いをしないように気をつけましょう。
フッ素について
虫歯予防に効果的なものがフッ素です。フッ素の効果は次のようなものがあります。

フッ素入りの歯磨剤、デンタルペーストを使ったり、
歯科医院でフッ素を定期的に塗って
虫歯を予防しましょう。

キシリトールとは?
キシリトールは多くの果物や野菜に含まれている天然の甘味炭水化物の1種です。
白色の結晶粉末で甘味の強さは砂糖とほぼ同じで、お口の中で溶ける際に、爽やかな冷涼感を感じられるのが特徴です。
また、血糖値に影響を及ばさないため、インシュリンの分泌を促す心配がありません。
そのため、糖尿病の患者さんの代替甘味料としても使われています。
毒性を持たず、発癌性も無いといわれています。
ただし、食べ過ぎると下痢を起こす場合がありますので、食べ過ぎには注意しましょう。   
キシリトールと虫歯の関係
お口の中にいる虫歯菌は、「砂糖」を栄養にして酸を作りだします。
歯はとても酸に弱いためお口の中が酸性に傾くと歯が溶けやすい環境になってしまいます。
しかし、キシリトールが持つ「単糖アルコール」では虫歯菌は酸を作りだす事ができません。
キシリトールには虫歯菌の働きを抑制し虫歯を予防する力があるのです。
また、キシリトールには歯を強くする「再石灰化効果」や歯に歯垢などの汚れが付きにくくする効果もあるのでキシリトールは
歯を虫歯から守ってくれる心強い味方なのです。